夏の羽黒山は暑いのか。実際に行ってみた。

山形
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夏に東北の有名な観光地のひとつである羽黒山に登ったので、今回はその様子を書きます。「羽黒山って辛そう。夏やばくない」と行くのに迷っている方がいたら参考にしてくれたら嬉しいです。

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出羽三山とは

羽黒山は出羽三山のひとつです。

西の伊勢参り、東の出羽三山参り

かつて、江戸の頃、日本中の人々が、お伊勢参りを一生に一度は行う人生儀礼にしていました。

西の伊勢参りに対し、東の奥参りと云われ、出羽の国にある出羽三山も伊勢に対にしてお参りすることがかつての人々の人生儀礼でもありました。

出羽三山とは、山形県鶴岡市にある「羽黒山」「月山」「湯殿山」のことで、日本有数の霊山になってます。開山は1,400年前。長らく東日本で一番有名な神社だったのではないでしょうか。

羽黒山が現在、月山が過去、湯殿山が未来の自分と向き合うという意味合いの山です。

場所はここです。

羽黒山

そのうち、羽黒山は観光がしやすく、また、五重塔や石段と杉並木の景観が非常に美しくて人気の観光地になっています。ミシュラン観光ガイドで3つ星に選ばれたこともあります。3つ星とは「わざわざ旅行する価値がある」場所。つまり、ここに行くだけでも鶴岡まで行く価値がある、そういう場所です。

日本一の階段数

でも、この羽黒山。実は行くのにちょっと躊躇する場所なんですよね。何に躊躇するのかというと、石段の数。実は羽黒山は日本一階段が長い神社なのです。その数「2,446段」

2番目に長い金刀比羅山(香川)で1,368段。3番目に長い伏見稲荷大社で1,276段。

このなかだと伏見稲荷大社を登ったことがある方が多いと思いますが、ざっとその2倍です。

これだけ聞くと行くのに躊躇する方は多いのではないでしょうか。

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羽黒山の辛さ

でも、羽黒山は途中平坦な道や段差があまりない階段も多いので、数の印象ほど辛くはないです。

私は3つ全てに登ったことがありますが、辛さの順番で行くと

伏見稲荷大社<羽黒山< 金刀比羅山 かと思います。どれかひとつ登ったことがあれば他の2つも登れると思います。

ただ、辛いことは辛いです。1時間の登山だと思うのが一番分かりやすいかと思います。

羽黒山の登り方

羽黒山の見どころは大きく3つ。「五重塔」「石段と杉並木」「出羽三山神社」です。

山のふもとにあるのが 「五重塔」 、山頂にあるのが 「出羽三山神社」、その間をつなぐのが 「石段と杉並木」 です。

山のふもと(随神門)に無料駐車場、山頂に有料駐車場があります。

いきなりのワープルートを教えますが、石段を歩きたくない方は山頂まで車で行けます。ふもとから五重塔まで歩いて、その後に山頂まで車で行って、出羽三山神社にお参りする。このルートだとあまり辛くないです。でも、目の前にこの階段があったら挑戦してみたくなりますよねw

昔の人はこの石段を登りながら自らの今を感じていたそうです。

五重塔

五重塔は山のふもと側にありますので、まずは随神門近くの駐車場に停めましょう。

随神門 。

ここを抜けて、10分ほど歩くと、羽黒山で最も古い樹齢1,000年を超える爺杉と五重塔がみえます。

ここまで10分ほど。五重塔といえば、山頂にあることが多いと思いますが、羽黒山は山谷にあります。

石段と杉並木

ここから山頂まで50分ほど石段と杉並木が続きます。

夏の羽黒は日向はほとんどありません。ほぼ日陰です。杉並木が太陽光を遮ってくれます。

なので、気温ほど暑さは感じず、どちらかというと風が気持ちよくて爽やかな気分で登れます。

でも、汗はかなりかきます。登るときは500mlは持って行った方がいいと思います。

個人差はありますが、ふもとで500mlのペットボトルを買って、終了時に飲み切るくらいのペースかと思います。

山頂までの目印はこれです。

途中にある茶屋。ここで丁度半分です。

きつさ的にも丁度半分です。

それではどんどん行きましょう。

着きました!

出羽三山神社

月山、湯殿山は羽黒山よりも高い山です。そのため、入山できる時期が限られているため、ここ羽黒山の山頂に出羽三山神社が建てられました。ここでお参りすると、三山全てにお参りしたことになります。

とても立派な神社ですので、ぜひ行って雰囲気や壮大さを感じてほしいです。

下山

下山は歩く他にバスがあります。

ただし、バスは1時間に1本ほどで600円。時間が合わなければ歩いて下山しましょう。ここまで登ってこれた方ならさほどつらくなく下山できます。

まとめ

今回は夏の羽黒山を紹介しました。

行って思ったのは、羽黒山の一番いい季節は夏だということ。初夏から真夏にかけてが一番緑が綺麗で歩いていて気持ちいいです。

余談ですが、他の2山も紹介します。月山は観光地でなくて、ガチ登山なのでしっかり準備していってください。標高1,984mで1日がかりの登山です。また、雪が降りすぎてスキー場を冬に開くことができず、オープンが4月頃の夏スキーができる場所ですので、行く時期を選ぶ必要があります。

湯殿山は駐車場から30分ほどコンクリート道を歩けば着きます。私は20分ほどで着きました。バスも結構出てますので、こちらは普通の格好で行けます。湯殿山は「語ることなかれ、聞くなかれ」と言われており、山内の様子がネットに出回ることはありません。現代においても実際に行かないと分からない場所なのです。全国でも稀な体験ができる場所であるため、言ってはいけないのです。

以上、今回は羽黒山を紹介しました。羽黒山、出羽三山のベストシーズンは夏です。

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