青森に全国の温泉好きに有名な「秘湯」があります。
それが「不老ふ死温泉」。
ここは秘湯ではありますが、比較的行きやすく多くの観光客が来る場所になっています。
今回はこの「不老ふ死温泉」を紹介します。
場所
場所は青森の最西端。深浦町にあります。東京から行く場合は1泊2日は必要です。青森、秋田からだと日帰りでも行けます。
行き方
辺境の地にみえますが、車でも公共交通機関でも行くことができて道も整備されているので、秘湯としてはかなりアクセスしやすい場所です。
車
秋田市側と青森市側から行くことができます。
秋田市、青森市のどちらからでも約2時間30分程度です。国道101号は海沿いの道で走っていてかなり気持ちがいい道路ですので、楽しみながらドライブすることができます。
101号はこんな絶景の道路が続きます。この絶景を楽しむなら、もう少し時間に余裕を持った方がいいでしょう。途中、思わず車を停めて撮影したくなる場所が沢山あります。
電車
「五能線」で行けます。「リゾートしらかみ」または「普通列車」で「ウェスパ椿山駅」で下車してください。
東京駅から行く場合、新青森駅でリゾートしらかみに乗り換えれば着きます。秋田駅、青森駅、弘前駅などからも電車で行くことができます。
ウェスパ椿山駅からは送迎バスが出ています。リゾートしらかみの場合は予約不要ですが、普通列車の場合は予約が必要ですので注意が必要です。
ローカル線人気ランキングで全国1位にもなったことのある「五能線」からみえる景色は絶景の連続。ぜひ乗ってみてください。
五能線のHPを載せておきます。
入浴可能時間
おそらくこれが一番注意が必要なポイントかと思います。
宿泊する場合は問題ないのですが、日帰り入浴の場合は気をつけてください。
露天風呂はふたつあるのですが、高い所から海を見渡せる新館内風呂は10時30分~14時(受付13時30分まで)となります。また、海に近い海辺の露天風呂は8時00分~16時(受付15時30分まで)となります。
日本海に沈む夕日は宿泊しないと見れません。また、日帰りで行く際は再度入浴可能時間を確かめたうえで行くことをおすすめします。
海辺の露天風呂
ここからは実際に行ったときの様子です。
私は車で行きました。101号を走っていると「不老ふ死温泉」の看板があるので、そこを曲がります。ナビなしでも看板を見つければ大丈夫ですが、かなり走りやすく看板を見逃しやすい道路なので、ナビをつけていた方が安心かと思います。
曲がってから3分ほど走れば不老ふ死温泉に着きます。
途中、こんな絶景の海が見えて、テンションがかなり上がります。
そして、不老ふ死温泉に着きます。海抜の低い方の道を進んでいけば駐車場があります。
こちらは駐車場から撮った写真です。目の前にあの露天風呂が。
入浴方法は、まず旅館内の受付で入浴料金を払います。大人600円です。
入浴の順番としては、この露天風呂では身体を洗うことが出来ないので、まずは館内風呂で身体を洗います。その後に移動になります。移動するときは服を着ての移動となります。館内風呂に貴重品ロッカーもありますので、不要なものは置いていった方がいいかと思います。
館内風呂の近くにこんな道があります。
この道を進んで外に出ると、露天風呂に続く道が。
まさに絶景。
もちろんさきほど写真を撮った駐車場もみえます。
道の脇はこんな岩が。砂の浜辺ではなくて、ゴツゴツした岩が一面に広がっています。
そして露天風呂。混浴と女湯に分かれています。女性の方は女湯に入った方がいいでしょう。
露天風呂内は撮影禁止なので写真はありませんが、検索するとすぐ出てきますので見てみてください。ひょうたん型の風呂で黄金色の温泉で10人程度は楽に入れる丁度良い大きさの温泉です。風呂に漬かりながら海を見ているとまるで日本海に入っているような錯覚に陥る、そんな風呂です。
まとめ
まさに絶景の秘湯でした。時間はかかるもののアクセスはしやすいですし、ここに至るまでは写真のような絶景の海が続き、海の反対側の山はあの世界遺産白神山地です。もののけ姫の世界を思い出す山々が連なっています。町の空気感もよくて、東北住みの私でもかなりリフレッシュできて、まだまだ日本にこんな素晴らしい場所があったんだなと思える場所です。
遠くてもわざわざ来る価値がある、すばらしい体験ができます。
車ならば白神山地の「青池」にも30分ほどで行けますので、こちらにもぜひ行ってみてください。思わず「奇跡だ…」ってつぶやいてしまうほどのすばらしい場所です。
また、深浦町は焼きイカが有名です。肉厚で旨味の詰まったイカは絶品ですので、ぜひ食べてみてください。青森側から行く場合は「道の駅ふかうらイカ焼き村」(道の駅ふかうらはふたつあるので注意してください)や、秋田側から行く場合は「福寿草」というお店で食べることができます。
最後に、「不老ふ死温泉」のHPを載せておきます。こちらをみるとより詳しく知ることができますので興味がある方はぜひみてみてください。
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