仙台は都市でありながら緑が豊かなことから「杜の都」と呼ばれています。そして、その象徴ともいえる場所が定禅寺(じょうぜんじ)通りです。
700mほど続くケヤキ並木の美しい遊歩道になっていて、「日本の道100選」にも選ばれています。(ちなみに宮城ではほかに「仙台西道路」、「七ヶ宿街道」も選ばれています)
場所です。
仙台駅から歩いて30分ほどですが、仙台駅から地下鉄南北線に乗り「勾当台公園」で降りてもいけます。
この道、おしゃれなカフェやお土産屋などが多い観光通りなのかと思いきや、そうではなく…。
どちらかというと仙台市民の生活に根付いた通りになっています。カフェもありますが、数は多くないです。
そのため、「ガイドブックに載っているから来てみました」だと少し肩透かしをくらうかもしれません。
でも、この定禅寺通りはイベントと季節に気をつければけっこう楽しむことができるんです。
定禅寺通りを楽しむ方法とはズバリ、遊歩道を歩いたりベンチに座ったりしながら、ゆっくりすること。なので、朝のお出かけ前もしくは少し観光に疲れた時間帯に行くといいでしょう。
朝ゆっくりお散歩したり、カフェでテイクアウトした飲み物を片手にベンチでゆっくりおしゃべりする。自然豊かなで穏やかな空気感がある場所なので、座っているだけでもかなり癒されます。
春、秋はもちろんいいですし、夏も日陰に入れば気持ちよく過ごせると思います。ただ、冬は結構寒いので注意してください。
それに冬は緑がなくなり写真のような通りになるので、定禅寺通りに行くなら春~秋をおススメします。
ただ、冬は冬で別の楽しみ方もあるんです。それが夜に開催される「光のページェント」です。
毎年12月に毎日開催されているこのイベント。定禅寺通り全ての木に付けられた電球が光り、美しい道となります。
その光が綺麗でしかも定禅寺通りの端から端まで続いている。そのときにこの遊歩道を歩くと、暖かい季節の昼間に歩くのとは全然違う雰囲気の場所になるんです。デートにもいいですし、家族連れや友達と観ている方も多いです。ページェント期間の定禅寺通りは歩行者誘導員がいるほど混んでいて、長年住んでいる地元民も大好きなイベントになっています。
そして、この定禅寺通りは光のページェントだけでなくて、初夏の「青葉祭り」や秋の「ジャズフェスティバル」といったイベントのメイン会場になっています。
どちらもこの季節にこの通りでやっているからこその、観ていて気持ちよく穏やかな気持ちになれるイベントです。
イベントをしている時、時間帯により定禅寺通りは車両通行止めになる場合もありますが、調べていけば問題ありません。
仙台の旅行中に癒しの時間も作りたい方は、ぜひ定禅寺通りにも立ち寄ってみてください。
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