岩手県北東部の岩泉町にある「龍泉洞」。
場所はここです。
山口県の「秋芳洞」、高知県の「龍河洞」と並んで、日本三大鍾乳洞と呼ばれ、洞内にコウモリが住むとともに国の天然記念物に指定されています。洞内総延長は4088mといわれていますが、実際は5000m以上あるともいわれ、まだ未知の部分も多く調査が進められており、パワースポットとしても人気が高いです。
環境省選定名水100選にも選ばれるほど綺麗な水で、地底湖は世界有数の透明度41.5mを誇ります。水深98mのドラゴンブルーと呼ばれる「青い地底湖」を観ることができ、未公開ですが水深120mの日本一深い地底湖もあります。
そんな魅力たっぷりの龍泉洞ですが、アクセスが悪いんです。ここは前に書いた乳頭温泉郷とは違って本当にアクセス悪い。
仙台駅からは車で300km、4時間。盛岡駅からも車またはバスで2時間。電車はありません。
なかなか行く難易度が高いのですが、実は仙台から車で行く場合、ほとんど無料高速を通っていくことができるんです。お金の面で結構安く行けるんです(遠いのは変わらないですが…)
その無料高速とは三陸自動車道のことです。2021年現在では、宮城県の松島東部から龍泉洞近くまで無料で行けるんです。
三陸自動車道沿いは志津川のキラキラ丼や気仙沼の海鮮、令和の怪物ロッテ佐々木の故郷大船渡、ラグビーの聖地釜石、そしてリアス式の海が綺麗な宮古など魅力的な場所が沢山あるのですが、龍泉洞行くときはなかなか時間がタイトなので本当に行きたい場所を時間と相談しながら行く形になると思います。
私は昼を食べに宮古の名物ラーメン屋に行きました。
入った瞬間、「何個ですか?」と聞かれ、「!?」となったけど、この店はラーメン1品しかありません。それでいて、客が沢山来ます。味も独特で他のラーメン屋ではなかなか出会わない味だと思います。しばらくするとまた行きたくなる。そんな味です。
そして宮古で途中に観える綺麗で壮大な海。浄土浜が有名ですが、北に向かう途中に観える海も本当にきれいなんです。これはなかなか他の場所ではみれない景色です。龍泉洞から少し北に行くと、「北山崎」という高さ200mの大断崖が約8kmに渡り連なる海岸風景がありますが、ここは(財)日本交通公社の行った観光資源評価海岸の部では国内で唯一最高評価の「特A級」に認定された名実ともに日本一の海岸美です。
この写真は「北山崎」ではなく、ふと見えたリアス式の海ですが…
何気なく見える海でも晴れた日に観ると相当綺麗で気分が晴れやかになります。
そんなこんなで龍泉洞に着きます。
龍泉洞の中は寒いので、夏でも上着があった方がいいでしょう。そして暗くて上から水が落ちてくるので一眼レフなどのカメラは不向きだと思うので、スマホカメラなどで写真を撮るといいかと思います。
洞窟の中の写真です。暗めで昇り降りもあって道も狭いので、歩きやすい服装で行きましょう。
軽く探検気分になれます。
ドラゴンブルーの水は今まで観たことのないような透明度で深くまで観る事ができ、少し神秘的な少し怖い気分になりました。なかなか貴重な体験ができます。
近くにある「竜泉新洞科学館」も面白かったです。洞穴内が科学館になっている世界で初めての自然洞穴科学館になっています。
また、近くにお土産屋もあります。岩泉ヨーグルトや岩手のお土産を買っていきましょう。
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