東北は寒い。冬はスタッドレスタイヤに履き替えます。仙台でも道路は凍るし、雪かきも何回かやります。
とはいえ、そんなに雪国のイメージがない仙台ですが意外な場所があります。
それがここ。
ふつうの沼に見えますが、日本で初めてフィギュアスケートが行われた場所なのです。
仙台の有名な観光地のひとつである青葉城址のすぐ近く。仙台市博物館の入口にあります。
るーぷる仙台で博物館・国際センター前で降りて博物館に向かう途中にある「五色沼」というところです。
この場所で1909年(明治42年)頃、仙台市在住の外国人がスケートを滑ったことが始まりのようです。
歩いていたら気づかずに通り過ぎちゃいそうな小さな沼で、2~3分で1周できそうな大きさです。
また、ここから歩いて5分くらいのところにある地下鉄東西線の国際センター駅入口には、オリンピックのフィギュアスケートで金メダルを取ったあの二人のモニュメントが展示されています。
羽生結弦選手と荒川静香選手。この二人は宮城県で育ったのです。日本フィギュアスケート発祥の地は、2人のオリンピック金メダリストが育った街でもあるのです。
フィギュアスケートで金メダルを取った日本人はこの2人しかいません。日本のフィギュアスケートが産声を上げてから約100年後に2人の金メダリストが生まれた。偶然なのか必然なのか・・・
今はもう凍ることのない五色沼を観ながら、100年前に仙台在住の外国人がフィギュアを伝えたことが金メダルに繋がっていく。そんな歴史の物語に思いを馳せてながら歩くのもいいかもしれません。
また、博物館裏から青葉城址へは歩いていけます。時間もバスで行くのとあまり変わらないので、道路が混んでいるときや五色沼、博物館も観たい方は、博物館・国際センター前から青葉城址まで歩くのもいいと思います。
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