世界遺産白神山地にある奇跡の湖「青池」。
みていると思わず「奇跡だ…」とつぶやいてしまうほどの神秘的な湖です。
今回はこの「青池」を紹介します。
行き方
場所はここです。
車で行く場合
秋田県能代市から101号線を北上するか青森市側から101号線を南下するかになります。秋田市からは約2時間、青森市からは約3時間ほどかかります。
青池周りは十二湖と呼ばれており、白神山地の西側からのトレッキング入口にあります。
白神山地でどの程度トレッキングするかによりますが、青池をみるだけなら秋田市、青森市からの日帰りは十分可能です。
公共交通機関だと時間がかかるので、車で行くことをおすすめします。
電車・バスで行く場合
JR五能線で「十二湖駅」で下車します。リゾートしらかみで秋田からは約2時間、青森からは約3時間かかります。
十二湖駅から弘南バスに乗り換えて、約15分ほどで青池最寄りの駐車場(森の物産展キョロロがある奥十二湖駐車場)に着きます。このバスは一日9便ほどですので、時間には注意して行きましょう。
実際の様子
青池に着くまでの様子
私は車で行きました。
青池は白神山地にある「十二湖」のひとつになります。
画像のとおり、十二湖は101号線から白神山地に入るとすぐに複数の池が現れます。その十二湖の一番奥側にあるのが「青池」です。
青池に向かう途中の十二湖の様子です。
青池に向かう途中の道はトレッキング者もいるので、車の速度は落として走った方が安全かと思います。途中、ところどころに駐車場があるので、車を停めながらゆっくりと散策することができます。また、山中に入るトレッキングコースもあるので、自分の行きたい所に足を運びながら、ゆっくりした時間を過ごせます。
101号線から白神山地に入って、15分ほど車を走らせると森の物産展キョロロがあります。こちらでお土産や白神山地の情報を得ることができます。お土産を買いたい場合はここで買うといいでしょう。また、大きな駐車場があるので青池に行く場合はここに駐車しましょう。駐車料金は500円です。青池自体の見学は無料なので、かかる料金はこの駐車場代のみになります。
駐車場から青池までは800mほどで、移動手段は徒歩のみです。
青池までの道はコンクリートで整備されているため、トレッキングに不安がある方でも安心して行くことができます。平坦な道が続きますが、最後の最後で少しだけ階段があります。1階から2階に上がる程度の高さですが、車椅子等で行く方は注意してください。
途中、「鶏頭場の池」という大きめの池があります。この池も大自然のなかにあって、鳥の鳴き声を聞きながらゆっくりと歩くことができます。
この池沿いを歩くと、とうとう「青池」に着きます。
青池の様子
青池はみやすいようにウッドデッキが作られていますので、まずはそこに向かいましょう。トレッキングコース入口になります。
青池は光の当たり具合で、観た目が大分変ります。一番いい季節は陽の光が湖の底まで入り込む6~8月と言われています。反対に、秋の季節だと水面に落ち葉が沢山落ちていてみづらいようです。
私が行った時は丁度陽が当たるときと当たらない時をみることができました。
陽が当たらないと少しどんよりとした色になります。
それが陽が当たると、一気に色が変わります。その変化の具合は非常に神秘的で、思わず息をのむほど。水深9mありますが、底に沈んでいる木々もはっきりみえます。
湖に沈む木々はいつ頃倒れたものなのでしょうか。そんな事を考えるとワクワクしてきます。
写真だと分かりづらいですが、風で水面が揺れるとそれによって湖の見え方も変わります。その湖の変化具合が非常に素晴らしく、私は思わず動画で撮ってしまいました。
十二湖の由来
この湖はいつ頃できたのでしょうか。実は歴史は浅く、十二湖が出来たのは約300年前。1704年の能代大地震のときに山崩れでできました。湖の数は全部で33。大崩から展望すると12個の湖が見える事から「十二湖」と言われているようです。
白神山地のもう一つの青池「沸坪の池」
青池はトレッキングコースの入口にあって、そこから山中にはいることができます。ここは世界遺産だけあって、大自然が広がる人の手が極力入らないように保存されている場所であり、非常に澄んだ雰囲気の場所です。大都会とは真逆の雰囲気が流れる場所です。
その白神山地のマイナスイオンを浴びながら、奥に進むと、もうひとつ青色の池があります。今回は時間の関係でそこまで行けなかったのですが、紹介だけします。
それが「沸坪の池」。
青池よりは少し緑がかったエメラルドグリーンの池ですが、水の流れがあるため水面の変化があり、かつ人もあまりいないため、ゆっくり楽しむことができます。青池からそんなに遠くなく、軽いトレッキングとして十分楽しめる距離ですので青池に行った際は合わせて行くことをおすすめします。
まとめ
今回は、青森県深浦町にある神秘の湖「青池」を紹介しました。青池鑑賞だけなら、最寄り駐車場から往復で30分程度でできます。101号線からですと、1時間ちょっと見ておけばいいでしょう。ただし、途中、他の十二湖を見る場合はプラスで時間が必要です。
正直私は東北観光でここが一番のおすすめといえるくらい、非常に大好きな場所です。東京などからだと行くのに少し時間はかかりますが、ぜひ来てほしい場所です。
ちなみに、101号線はこんな山と海が広がっている非常に素晴らしい道ですので、ドライブにもおすすめです。
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