秋田県が世界に誇る秘湯乳頭温泉。
「じゃらんリサーチセンター」がまとめた「人気温泉地ランキング2021」で、「あこがれの温泉地ランキング」1位に輝いたとても人気がある温泉です。
でもこれ、行ったことない温泉地なんですよね。きっと「秋田遠いし、秘境ってすごいアクセス悪そう…」ってイメージだと思います。
でも、そんなことないと言いたい!!!
むしろ「アクセスいい!!」と言いたい!!!
雪深い冬はまだしも、春~秋ならアクセスも温泉もロケーションも最高な場所なんです。東北旅でぜひ訪れてほしい場所です。
場所
乳頭温泉郷の場所は丁度、盛岡市から秋田市に行く途中にあります。地図だけみると遠そうですが、新幹線の駅から直通バスも出ているため公共交通機関でも行きやすく、車でも行きやすいです。東京からでも3時間半もあれば着きます。
行き方
新幹線
乳頭温泉郷のすぐ近くに秋田新幹線「田沢湖」駅があります。
東京駅から直通で行けて、秋田新幹線「こまち」に乗ると約2時間40分ほどで田沢湖駅に着くことができます。田沢湖駅からは直通バスが出ており、50分ほどで乳頭温泉郷に着きます。もしくは少し高いですが、タクシーで行くこともできます。
車
地図で分かるように実は秋田市よりも盛岡市のほうが近いです。盛岡駅は東北新幹線の停車駅で、東京から2時間ほどです。そこから車で1時間ちょっとで乳頭温泉郷に着きます。
道が悪いんじゃない? 山奥の細いぐにゃぐにゃ道通るんじゃない? と思う方もいるかもしれませんが、そんなことありません。
鶴の湯以外は片側一車線ずつの普通の道だけです。(鶴の湯だけは最後4キロほどは細い道ですが、路肩は広めですので運転慣れている方なら問題ありません)
普通に走りやすい。盛岡市内を走るよりも確実に走りやすい。盛岡を抜けて気持ちよく1時間ばかりドライブすれば…そこは乳頭温泉郷です。
秋田市からも2時間ほどで行けます。道も悪くなく快適なドライブで行くことができます。
ただし、駐車場が限られているのでもしかしたら温泉行く道よりも、駐車の方が面倒かもしれません。日中帯は基本満車ですので、上手く駐車スペースが出来た時に停めてください。鶴の湯以外の温泉もみましたが、似たような感じでした。他の温泉も日中帯だと駐車場の空きを探すのに手間取るかもしれませんので、できれば朝早い時間をおすすめします。おそらく日帰り入浴開始時間の30分前程度なら停められると思います。
乳頭温泉郷(鶴の湯温泉)の紹介
鶴の湯温泉
次は乳頭温泉の紹介です。私が行ったのは鶴の湯なので、鶴の湯の体験記事です。でも、乳頭温泉郷には7つの温泉がありますが、他の温泉も甲乙つけがたいほどよさそう…!!
鶴の湯とは、乳頭温泉郷の中で最も古い歴史を持ち、秋田藩主の湯治場だった温泉です。元禄時代(1688~1704年)から湯宿として使われており、当時の警護の武士が詰めた茅葺き屋根の長屋が残っています。乳頭温泉郷の他の宿は新しい施設ですが、ここは当時の施設を使っており、古く特徴がある造りになっているため、乳頭温泉郷の中でも一番有名な宿となっています。
日帰り入浴の待ち時間
鶴の湯はもちろん宿泊もできるのですが、何か月前からの予約が必要なくらいすごい人気の宿です。
しかし、日帰りは予約不要です。10時~15時の間ですが、先着順で入れます。私が行った時は少し空いている時期だったのですが、9時くらいに着いたらまだ全然並んでおらず、9時半ころから並びだしても一番風呂には十分間に合いました。その後は人が並びだしましたが、大体30分待ちぐらいでした。
風呂の様子
鶴の湯は室内に小さな風呂は2つありますが、2~3人しか入れません。メインは露天風呂になります。露天風呂はすごく大きくて20人以上余裕で入れる大きさでした。露天風呂はひとつしかありませんので、鶴の湯温泉で検索すると出てくるあの白い温泉に入れます。
混浴ということで女性の方は心配かと思いますが、全く心配ありません。女性が湯に入る入口はしっかり見えないようになっています。お湯は真っ白に濁っているため、湯に入っちゃえば本当に全く見えません。実際に入れば(これは絶対に見えないわ。心配して損した)と思うでしょう。
ただし、男性はお湯を上がるときに見えるので、男性で見られるのが嫌な方は泊りで行った方がいいと思います。日帰りは結構人がいるので。
一応、露天風呂の目の前にも男性用脱衣所はありますが、そこで着替えるのは結構慣れている方かと思います。初めての方は室内の脱衣所を使った方が無難だと思います。
入浴後の感想
温泉内は人がいたため撮っていませんが、最高でした。今まで感じたことないほどにめちゃめちゃ柔らかい水質で、湯を出た後もポカポカですごく気持ちいい。出た瞬間にまた入浴したくなりました。かなり幸せになれる温泉です。
お昼ご飯
午前中に行くと昼食を食べることもできます。事前予約が必要です。当日に受付で予約できるので、着いたらサクッと予約しちゃいましょう。受付はすぐ上の写真で丁度オレンジ色のシャツを着た男性が入ろうとしている場所です。建物で風呂から一番近い入口になります。ただし、昼食は11時30分からですので、それまでは待っていないといけません。
会場は、夜は宿泊場所として使われる部屋です。すごい趣ある部屋。
地元の食材を使った御飯が食べられます。
秋田って山菜がすごく美味しいんですよね。個人的に全国1位だと思ってます。野菜の旨味がすごい濃い…。もちろん川魚も美味しい。
その他
携帯は圏外です。なので、鶴の湯に来たら強制的にゆったりした時間を過ごせます。
今回は日帰りで来ており、まだ泊まったことはありません。しかし、ここほど風呂、御飯、寝るのローテーションで幸せになれそうな宿は他に思いつきませんでした。来てみて泊まりたくなる宿。独特の雰囲気のある宿でした。
東北旅ですと、一番合わせやすいのが盛岡旅、盛岡から日帰りや、盛岡から田沢湖に遊びに行ったときに寄るといいでしょう。もしくは秋田旅の観光地を巡るとき、頑張れば秋田市から日帰りでも行けます。
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