喜多方のラーメンは懐かしいけど独特な不思議なラーメンだった

福島
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喜多方といえば「ラーメンのまち」として知っている方も多いのではないでしょうか。

博多、札幌と並ぶ日本三大ラーメンと言われる喜多方ラーメン。

古くから自然に恵まれた喜多方の水は「平成の名水百選」にも選ばれ、良質の味噌・醤油とともにラーメンスープの味の決め手になっており、「熟成多加水麺」と呼ばれるコシが強い独特の縮れた平打ち麺は、多くの店に共通した喜多方ラーメンの最大の特徴となっています。

喜多方ラーメンは90年以上昔に中国から渡ってきた一人の青年が屋台でラーメンを売っていたのが発祥と言われています。そこから、日本三大ラーメンと言われるラーメンが生まれたのです。

でも、博多、札幌といった大都市なら行ったことがある方も多いと思いますが、なぜここに喜多方が入ってくるのでしょうか。

その原点は「蔵のまち」であるようです。古くから醤油、味噌、清酒の醸造業が盛んに行われており、醸造蔵が多く使われていました土地で、蔵の写真をとるための観光客が喜多方ラーメンを有名にした最初だったのです。とはいえ、博多、札幌に比べたらどうしてもアクセスが悪い土地ですので、実力が抜きんでていてために噂が噂を呼んで、高い評価を得られることになったのだと思います。

ここから、実際に行って感じた喜多方ラーメンのことを書きます。

まずは場所です。

東北新幹線の駅がある郡山からJR磐越西線で1時間30分ほど。会津若松駅で乗り換えです。ただし、電車の数は少ないので郡山で1本乗り過ごしたら到着は1時間以上遅れるので注意が必要です。ちゃんと計画を立てていけばスムーズに行けると思います。

車でも同じくらいの時間です。ずっと高速で行けますし、福島の方は運転マナーもよいので、快適に行けると思います。駐車場も喜多方市役所周辺に沢山あるので、駐車待ちで時間を取られることもないと思います。

また、郡山駅からは高速バスで行くこともできます。喜多方ラーメンバス。響きがいいですね。

高速バス 喜多方 ⇔ 郡山 - 会津バス
会津バス・会津乗合自動車株式会社のWebサイトです。高速バス、喜多方⇔郡山線のご案内です。時刻表・のりば・運賃・お得な定期券などのご紹介です。

なお、喜多方は豪雪地帯ですので冬は渋滞やスリップなど注意が必要です。ただし、スキーに行った後に喜多方ラーメンといった楽しみ方もできます。

喜多方ラーメンの現在の一番の人気店は坂内食堂です。すごい行列です。

でも、喜多方には並んでいなくても美味しいラーメン屋が多いので、自分のインスピレーションを信じて行きたいお店に行けば満足できると思います。

個人的には行く前に食べたいラーメン屋の当たりをつけておいて、時間をみながら並んで食べるか他を探すかというのを考えるというのがいいと思います。歩ける範囲に沢山のラーメン屋があります。

並んででも一番の人気店を食べたい。並ばなくても美味しいラーメンを食べたい。どちらも満たせるのが喜多方です。

私が行ったのはここ。「まこと食堂」。喜多方ラーメンのルーツである「源来軒」、さきほどの「坂内食堂」と並び、「御三家」といわれているお店です。

坂内食堂に並ぶ人気店ですが、この日は運よく少し待っていただけで入れました。

内装の写真は撮っていませんが、古い民家のような造りになっており昔ながらの雰囲気があり歴史が感じられます。

そして、注文してからさほど待たずにラーメンを食べれました。

喜多方ラーメンを食べるのは10年振りくらいでしたが、私はこのラーメンを食べていて、不思議な感覚になりました。

昔ながらの醤油ベースのスープはホッとする懐かしい味です。

平打ち麺は久しぶりに食べると、東京や仙台などで普段食べている現代の主流のラーメン屋ではなかなかお目にかかれない麺で、独特の味であることに気づきました。ご当地ラーメンならではの独特な麺です。

ここでラーメンを食べていると、喜多方の人たちは、雪深い街のなか、こんなに美味しいラーメンを食べて身体を暖めてて暮らしていたのだなと歴史も感じられます。

独特の特徴あるラーメンだと思いながら食べていたのですが、その気持ちと相反して非常に懐かしい気持ちにもなりました。子どもの頃に食べていたラーメンを思い出すような感覚です。

東北の方なら昔親しんでいた味を思い出しているだけかもしれませんが、一緒に行った西日本の方も懐かしい味だと言っていたので、日本の方だれもがそう思える味なんだと思います。

ラーメンは最先端が次々に出てくる変化が早い食べ物です。そのため、歴史を感じることができて昔懐かしく、それでいて今でも美味しいと思えるラーメンはどんどん減ってきています。

ただ、そんなラーメンを食べたくなることもあります。

そんなときは、喜多方です。

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